フレックスタイム制の長所と短所
転職を考える際に、労働時間の問題は重要です。長時間労働や過重労働を避けるためにも、転職先の会社がどのような制度を導入しているか気になるところでしょう。
例えば、フレックスタイム制を導入している会社は、労働時間にある程度の自由が利きます。しかし、自由度の高そうなフレックスタイムにもデメリットはあるのです。特に転職して間もなく、仕事を覚え始めの頃は、このデメリットをよく感じるでしょう。フレックスタイム制はコアタイム以外は各自の裁量に任せる勤務体系のことです。つまり、上司や先輩と勤務時間帯が合わないという事態にもなりかねないのです。仕事に関して質問したい事項がある時でも、すぐに聞けないと、自分の仕事の進捗が滞ってしまう可能性があります。また、コアタイムには会議などの社内の共同作業が入ることが多く、新人のフォローよりも会議や共同作業が優先される傾向にあり、コアタイム中も質問がしにくくなってしまいます。
このように、上司や先輩との時間帯が合わないこともあるので、事前に相手にアポイントを取り、質問などはまとめて行う必要があります。ただしこのような場合、自身の仕事の課題と進捗、周囲のタイムスケジュールを把握していなければできませんので、周囲とのコミュニケーションが重要になります。フレックスタイム制のメリットには、責任や自主性が伴うのです。
そのため、フレックスタイム制のメリットを最大限に活かすためには、デメリットも把握し、自己マネジメントや周囲とのコミュニケーションを重視しなければなりません。時間の融通が利きやすい働き方を求める方は、こちらのサイトも参照すると、より詳しい内容を知ることができるでしょう。